生産管理システム

ERPとは

ERPは、Enterprise Resource Planningの略です。Enterpriseとは企業を指し、Resourceは資源、そしてPlannningは計画を意味します。そのまま日本語にすると、企業の資源の計画となります。これが何を意味するのかというと、企業にある様々な経営資源を有効活用することです。経営資源とは、経営判断の材料となる情報を指します。ですから、企業内の様々な情報を集めて、それを経営に生かしていこうという考え方や、手法、あるいはそのためのソフトウェアなどを指します。

 

たとえば、仕入れ状況や売り上げ状況などを把握するとともに、それらをカテゴリーにわけて分析することによって、経営判断をしやすくなると考えられます。そのために、これらの情報を経営資源と呼ぶわけです。かつてはこれらの業務を手計算で行っていました。ですから、経営判断を行うために多くの時間を必要としたのです。それがコンピュータを用いるようになって処理が高速化され、現在ではほぼリアルタイムに状況を把握することができるために、迅速な経営判断が可能になったのです。

 

元々は、コンピュータを使って、原材料がどれくらい必要なのかを計算するソフトウェアとして作られましたから、主に製造業の原材料管理に用いられていたと言えるでしょう。それが発展して、物流や販売、人事や財務会計などにまで分野を広げてきたのです。これらがもともとは個別にシステムを組んでいた時期がありますし、現在でも別々のシステムを用いていることもあります。これらを基幹業務と位置づけ、その情報を統合的に管理するためにERPパッケージが作られ、現在は主流となっています。

 

ソフトウェアは、初期には有料のものが主流でしたが、徐々に無料のものが公開されるようになります。現在でもすでに安定したバージョンとしていくつかがあり、必要に応じてカスタマイズして利用されています。

 

ソフトウェアとして登場したときにはまだオンプレミスが主流でしたから、企業内にサーバを設置するのが一般的でした。しかし、クラウドコンピューティングの普及とともにSaaSとして利用され始めます。現在でもすでにSaaSを利用したERPパッケージを利用している企業は多くあります。初期投資を抑えられ、かつメンテナンスのために人材を確保しなくて良いと言うこともあって、これからはこのタイプが普及していくと考えられます。

 

■事例紹介
ERPパッケージのBizScenario