生産管理システム

生産管理システム

「生産管理システム」を日本工業規格(JIS)では、次のように定義しています。”生産管理を系統的に行うために、生産に伴う現品、情報、原価(価値)の流れを統合的、かつ、総合的に管理するシステム。”です。より噛み砕いていうと、「最小在庫」及び「最低価格(原価)」で、顧客が必要とする製品の「納期」と「数量」を満足させるフレームワークです。つまり、生産管理とは企業目標達成の手段であり、決して企業はそれを目的にはしていないということです。

 

そもそもこのシステムにおいては、”生産計画”を立てれば終わりというわけではありません。次のようなさまざまな目的があります。①在庫の低減②納期遅れの防止③生産能力の有効活用④生産計画のリードタイムの低減⑤余剰在庫の低減⑥管理費用の低減などです。

 

次に、このフレームワークの特徴について触れていきたいと思います。
1、すべての情報を把握できる
 ”工程管理”では”製造の仕掛品在庫”しかわかりません。
 ”販売管理”では”受注・出荷の情報”や”完成品在庫”しかわかりません。
 しかしながら、このフレームワークには顧客のことから工場のことまで関係のあるすべての情報を組み込むためさまざまなことが可能になります。例えば、納期の満足度(納期達成率の予測)・今後の売上計画・利益計画・在庫状況・生産能力の過不足の確認ができるようになります。
2、扱うものは情報のみ
 ”販売管理”や”在庫管理”などは、ものと情報が同時に動く”です。しかしながら、”生産管理”は情報のみで動いています。
3、現在ではなく未来を見る
 ”販売管理”や”在庫管理などは、実際に行ったことを入力するフレームワークです。それに対して、”生産管理”は、これからの将来・未来を計画するフレームワークです。これを利用すれば、在庫を最小にして売り上げや利益を上げるなど、会社に十分に貢献する可能性があります。

 

最後に、このフレームワークの変遷について触れたいと思います。まず昔から日本に①製番管理システム②追番管理システムの二つが存在していました。そして海外から③MRP④MRP2⑤SCPの三つのフレームワークが入ってきました。これらの五つは種類の違う5種類のフレームワークが存在したというよりは、機能が徐々に追加されてきたとみるほうが自然な見方です。気になる人は、自分で詳しく掘り下げてみても面白いかもしれません。

 

システムの例)
生産管理システムのBiz∫SCAW製番管理